今日で10月も終わり、2017年も残すところあと2ヶ月となりました。
松本設計も明日から3年目に突入します。
これからも建て主さんと共に私の設計主旨を共有しながら良い仕事が出来ればと考えています。

さて、私が設計者として『つたえたいこと』の二つ目は『小さな家がいい』ということです。

小さな家というとあまり良くない印象をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
私が考える小さな家とは生活に不自由する窮屈な家ではありません。
生活の場は出来るだけゆとりを確保し、その他の部分は無理の無い範囲でコンパクトにする。
詳しく言うとLDKは広く、その他の玄関・廊下・各居室は小さくということ。

これは社会における家族構成の在り方にも関係します。

ひと昔前まではおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮らしている家族も多かったのですが、

今では核家族の方が圧倒的に多いと思います。
そして、家は長男が継ぐものという考え方も今では薄れてきている感じがします。
ちなみに私自身も長男ですが、実家を出て自分で家を建てました。
弟、妹も結婚して、今では50坪の家に両親と犬一匹で暮らしています。
二間続きの和室に6帖の子供室3室、使っていない部屋が5部屋もあります(笑)。
でも、母親は使っていない部屋も掃除をしてくれています。

これは私自身が両親の姿、実家の現状を見て感じることです。
家がデカすぎる(笑)!!

今家を建てている方の多くは私と同年代の子育て世代です。
子育てや子供の将来を考えるのは当たり前ですが、子供が巣立ったその先もしっかり考える必要があります。
人生80年と言われる現代。
35歳で家を建てれば、その後45年住むことになります。
子育ての期間よりもその後の期間が圧倒的に長いことが分かります。
その時はその時だよという声が聞こえてきそうですが。

住まいとは今だけではなく、必ず訪れる未来を見据えてつくるものです。

家が小さくなると、当たり前ですが金額が下がります。下った分の予算で長く使うために建物の質を上げてみてはどうでしょうか。
2坪小さくすると室内の壁をクロスから塗り壁に出来ます。

家が小さくなると、敷地に余裕が出来ます。小さな庭をつくれば、緑が住まいをより良いものに、そして生活が豊かになります。

小さな家は使用する材料も少なくて済みます。省資源であり、省エネでもあります。

大は小を兼ねると言いますが、小さな可愛らしい家も案外良いものです。