今日は日中は八女市上陽町の山口製材所さんへ。

『平山の家』の柱選定と背割れ入れに立会いました。

現代の家づくりで柱を施工者が選定するなんてことはほとんど無いでしょう。

ましてや自らの手で背割れを入れることもほぼ無いと思います。

 

昔ながらの手法で熟練の大工が柱1本1本を確認し、どこにどの材料を使うか、節の有無、曲がり等を確認し、決定します。

柱は全て図面上のどこに使用するか割り振っていきます。

表面のひび割れ防止のため、背割れを入れます。

木を熟知した大工の成せる業。

 

 

そんなこんなで

つたえたいこと 9つ目 『技術を次の世代へ』

 

現代の住宅は戦後復興における量産体制による弊害なのか、既製品の寄せ集めとなってしまっています。

アパートと遜色ない家が多く立ち並び、特に新規分譲地はその傾向が顕著に表れています。

昔は良かったなどと言うつもりは毛頭ありませんが、現代の住宅は誰が作っても同じな感じがします。

大工はノミも使わなければ、カンナも使わないで家が出来てしまう。

 

しかし、それで良いのだろうか。

あと20年、30年経った時に技術を持った大工は果たして存在しているのだろうか。

 

私は木が好きです。

木の持つ柔らかさ、温かみ、優しさ、何とも言えない包容力。

そんな住まいを設計したいと考えています。

そして私は住まいづくりに携わる上で、建て主さんに満足していただくのは設計者として当然ですが、

施工者(大工)にも満足できる仕事をしてほしいと思っています。

大工の手仕事を大事にしたい、熟練の腕を見せられる場所を作りたい、

何よりこの家は俺が建てたんだ!

という技術者としての誇りを持って仕事をしてもらいたい。

そのために出来るだけ既製品は使わないようにしています。

未来に技術を継承していく。

その手助けが出来れば。

 

松本設計 松本 孝充

佐賀県鳥栖市曽根崎町1146-11

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