しばらくご無沙汰していたブログを再開です。

つたえたいことの4つ目 『外とのつながり』

 

住まいは内部空間だけを飾り立てても良いものにはなりません。

内と外がうまく調和した空間こそが居心地の良い場所になるのだと思います。

光、風、熱、音、香り、コミュニケーション(来訪者)などなど、暮らしの中に変化を

もたらす対象物はそのほとんどは外からやってきます。

その中でどれを取り入れ、どれを拒絶するか、開口部の取り方で住まいは大きく

変わります。

 

多くを考えずに部屋の真ん中に窓を設けるだけでは快適な住まいとはなりません。

隣に家が建っているのに、東側だから、南側だからという理由で窓を設けても明るさも

風通しも望めません。

隣の家の壁が見えるだけですし、窓から見える景色も気持ちの良いものとはなりません。

窓は遠くが見える場所に設けるべきだと思います。

方角に関係なく、遠くが見えれば窓周辺にスペースが生まれ、拡散光が室内に入り、

自然と明るくなり、風通しも良くなります。(上の写真は北西に開いた寝室の例)

 

私は窓際に出来る木陰が大好きです。

風でゆらゆらと揺れる葉っぱの音を聞くと心が安らぎます。

庭木にとまった鳥のさえずりもまた私の心を癒してくれます。

 

窓際には心地良いものがたくさんある。

暮らしを豊かにしてくれるスパイスのようなものが。

 

松本設計 松本 孝充